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2005年10月17日 (月)

バリウム

バリウムの季節ですね。

本日私は、バリウムをごくごくと飲んでまいりました。

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まず、バリウムを飲む前に、胃を膨らませます。
どうするかというと重曹(シュワシュワってやつ)の顆粒を少量の紅茶で流し込むのです。

まず重曹。ラムネのような甘酸っぱい味がお口いっぱいに広がります。

美味ぇじゃん。

そしてそれを少量のアイスティー(ストレート)で流し込みます。先ほどの重曹の甘酸っぱいシュワシュワと紅茶のハーモニーが、丁度「ティーソーダ」といった感じで、

美味ぇじゃん。

しかしそんな幸福感もつかの間。すぐに訪れるのはゲップ。でもゲップしちゃいけない。でもゲップしたい。でもゲップしちゃいけない。という地獄絵巻が繰り広げられるのです。

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男たるものロマンを持って生きたいもの。様々な夢を胸に描いて今日も行く。それが男。
しかし、この時ばかりは違う。「あなたの一番したいことは何ですか?」と聞かれたら

ゲップです。

と迷わず答えてしまいそうになる。そして思う、

重曹&ティーの前では、男のロマンなどちっぽけなものなのだ、

と悟る瞬間であると。

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そして次はメインディッシュの「バリウム」

「はいそれではゴク♪ゴク♪と2回飲んでください♪」

と技師のお姉さんがリズミカルに語りかける。僕は一応ミュージシャンですから、脳みそはお姉さんの「ゴク♪ゴク♪」のリズムを瞬時に正確に捕らえます。

でも、喉がすげーリズム音痴。

脳みそは解ってるんですよ、脳みそは。でもね、

そうリズミカルにバリウムは飲めねーっつーの。

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その後はもう、サウナの後みたいなかっこわりー服をまとった大の大人が、ゲップをこらえながら、お姉さんに言われるがままに、

あんな格好や、そんな格好をさせられる地獄絵巻。

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まるで何時間かが過ぎたような試練の時間が流れ、地獄台から降りる。
そう言えば俺、逆さになってたような気がする。
朦朧とした記憶がよぎる。

「はいお疲れ様でした」とお姉さんの満面の笑顔。でも俺は知っている。そんな優しい顔をしたって、俺は知っている。

おまえの正体は、俺を逆さ吊りにした鬼だろ。

鬼は更に笑顔をたたえながら続ける。

「お口の周りにバリウムが付いちゃってますね♪」そういってティッシュを濡らす。

え?拭いてくれるの?と思ったら、手渡しされました(笑)

そりゃそうだっつーの。

顔突き出そうとしてんなっつーの。

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「そこに鏡がありますからね♪」と言われ、鏡を覗くとそこには、

大好きなミルクをなりふりかまわずゴクゴク飲んだ4歳児、のような俺。

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ちょっとぐらいかっこわるくたっていいじゃない

人間だもの

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コメント

 風呂上りに、腰に手を当てて、きぃぃんと冷えたバリウムを、ごきゅごきゅごきゅっと一気飲みするミサイル師匠のお姿を想像いたしました。
 私の脳内の師匠は、飲み干したバリウムカップを片手に、にっこりとカメラ目線で
「まずい! もーいっぱい」
とおっしゃいました。
-マタイ伝 16章より

投稿: やまかつ | 2005年10月20日 (木) 04:25

■やまかつさん

きぃぃんと冷えてたらイケるかも知れないっすよ。それかあったか~くしたらカフェラテ感覚で何杯もイケるかも。

今ふと、湯飲みに入れてずずっと、っていうのを想像しました。おえ~(笑)

投稿: ミサイル | 2005年10月20日 (木) 23:09

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