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2006年3月23日 (木)

LAMY2000万年筆 25th Feb 2006

2006年2月24日、誕生日前日に「LAMY2000万年筆 Xデー間近」という記事を書いた。

それは歴史的なプロジェクトが行われるXデーだった。
LAMY2000万年筆を2/5に入手したのだが、使い始めた日を記憶に残すために、敢えて使わずぐっとこらえ、誕生日である2/25から使い始めようという、孤高の天才ミサイル・クーパーの、

ひとりプロジェクト。
【類】ひとり鍋

LAMY2000の書き味が優れていることはおそらく間違いないだろう。子供用に開発された「サファリ」でさえ、僕を含めて多くのLAMYファンを満足させる書き味なのだから、代表作であるLAMY2000の書き味は、その書き味をはるかに上回ることは容易に想像がつく。

僕が文具評論家ならば、その書き味をいかに表現するかというところに尽力するのかもしれないが、そんなことよりも僕にとっての興味の中心は、来たるべくその瞬間に、その書き味を体感しながら「何を書くか」ということだった。愛するペンの第一声を心に刻むということは、そういうことだ。

意識していないと最初に書く言葉をついうっかり

「LAMY2000、万年筆、F」

とかにしてしまいそうになるが、それは自分に置き換えてみれば、巨人に逆さづりにされて、髪の毛で「ミサイル・クーパー、天然パーマ」と解りきったことを書かれるのと同じような気がしてやめた。

じゃあ何を書こうか。そうだ。「棚からぼたもち」や「ぬかに釘」といった諺を書こうと思ったのだが、どうもしっくり来ない。それならいっそのこと、

座右の銘を創っちゃえばいいじゃん

という想いが鎌首をもたげ始めた。

思い立ったが吉日。(類:焦って起きたが休日)かくして僕は「ミサイル・クーパー、座右の銘を創る」という壮大なプロジェクトを、来るXデーに向けて進行させたのでした。

っつっても、ひとりプロジェクト。
【類】ひとり相撲

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しかし、座右の銘とは一朝一夕で生まれるものではない。まず座右の銘を考えるというのは本末転倒だ。座右の銘とは様々な体験や考え続けてきた結晶から生まれるものだと思う。それを抜きにしていきなり座右の銘を作るのは、

「あーいい湯だった」
と言ってから風呂に入るようなもの。


しかも座右の銘を創ったことだけで満足しちゃったりしたら、あーいい湯だったと言っただけで風呂に入らないようなものだったりするわけで、本末転倒の「末」だけですべって転ぶようなものだ。

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ついに訪れたマイバースデー。僕はモールスキンに、自分のために創った座右の銘をゆっくりと書き込んだのであった。

サファリよりも少し柔らかな、LAMY2000万年筆のペン先から、たっぷりとあふれ出すブルーブラックのインク。紙の上に乗せたインクをペン先で誘導しながら文字を「描く」。紙の上をインクとともに浮遊するような、万年筆ならではの筆記感。それを指先に存分に感じながら、ミサイル・クーパーが創った、後世まで語り継がれるであろう座右の銘がモールスキンのページに染み込んでゆくのを見た。

nantutte_01
















「日々是なんつって」 

 ミサイル・クーパー



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なんつってと言わせてくれベイビー
なんつってと言ってくれベイビー

そんな時もあるけれど
負けるわけにはいかないのだよ
なんつって

だから張れるだけ胸を張って
なんつってと照れたあとに
もう一度小さくなんつって

君が好きだよなんつって
なんつって
泣きたいほどさなんつって
なんつって

なんつってのなんつって
なんつってのなんつって


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