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2006年9月24日 (日)

ロックスターのクラシックレポート(ピアノ編)

以前「たまにはクラシック」という記事を書きましたが、あれから結構クラシックにはまってます。

今あるロックのメロディーの原点であるビートルズの大きな存在も計り知れないけれど、その更に先にある原点だもんね。こんな現代的なメロディーが100年以上も前に存在してたなんて、と驚くことが結構ある。つまり現代的と感じるのは、その素晴らしさが現代までずっと受け継がれてるって事なんだね。

というわけで、語りたい曲はたくさんあるけれど、今日は最近僕がしびれてるピアノの名曲から4曲をピックアップして紹介してみたいと思います。

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やっぱり、ピアノと言えばこの人だよね。

CHOPIN(チョピン)

名曲はいっぱいあるけど『英雄ボロネーズ』と『ノクターン2番』は素晴らしい。

ショパンを弾いてる人はいっぱい居るので、色んな演奏家を聞き比べてみるのも楽しい。

僕はアシュケナージ、ルービンシュタイン、ホロヴィッツの演奏を聴き比べてみたけど、ホロヴィッツの演奏が群を抜いて素晴らしい。他の2人は原曲に忠実に弾いているので、曲を知るには模範的で素晴らしい。でもホロヴィッツは一味違う。

曲を聴いてると「ここがいいんだよハニー!」って部分があるじゃないですか。ホロヴィッツはそんな僕の気持ちを見透かしているかのように、

ここだろ、ミサイル君?

と、さりげなく、それでいてきっちりと弾いてくれるっつーか。
無駄に強調するというのではなく、

肝心なとこを弾き流さねーっつーか。

その絶妙なさじ加減がいいんですよ。
それと、左手のパワーが素晴らしい。いや、パワーって言うと語弊があるかな。これもつまり、

肝心なとこを聴き流させねーっつーか。

一般に言われる「いいメロディー」というのは、メロディー単体を指すのではなく、実際にはコードと一体化したときに、そのハーモニーも含めて「いいメロディー」となるわけですが、それを伝えきるための左手のパワーを持ってると思うんですよ。いい左手の使い方っていうか。

ちなみに、偉そうに「左手が」とか語ってるけど、

俺はピアノ弾けねーっすよ。
(ギターもなんちゃってだけど)

弾けないけど、ピアノのかっこよさを伝えてくれる演奏家だと、聴くたびに思わせてくれる。

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ピアノの名曲っつーか、演奏家の話になっちゃいましたけど、他にもあるぜ、心を鷲掴みにしてくれる名曲が。

シューマンの『子供の情景 第7曲:トロイメライ』

これも名曲だよね。

どんなに強烈な鷲っ鼻の大男でも、
心を鷲掴みにされるね。

3分弱の短い時間に、微妙にニュアンスを変えながらひたすら繰り返される主題。もうロマンチックすぎて涙が出るぜエブリバディ。

たった3分だし、是非聴いて欲しい。

インスタントラーメン作る
待ち時間でも聴けるし。

(実際は3分弱だから、若干麺固め、注意)

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そして、ドヴォルザークの『ユーモレスク』

壮絶な交響曲『新世界』もあまりに素晴らしいけど、このピアノの小作品もたまらなくロマンチックで秀逸。

冒頭の部分はきっと誰もが1度は耳にしてる曲だと思う。

素人の僕でも知ってたし。

冒頭部分をAメロとするならば、それに続くBメロへの自然な展開もとても美しい。

問題は、その後ですよ。

歌謡曲でいうなら「サビ」に当たるのかな。
冒頭部分の飄々としたメロディーからは想像も付かないドラマチックな展開が待っているのだ。あまりにドラマチックで、

死むね。
(死因:ドラマチック死)

このドラマチックなメロディーは、現代でも間違いなくバラードのヒット曲になり得ますよ。とにかく胸を鷲掴みにされる。

で、さんざん鷲掴みにしておいて、

何事も無かったかのように、
また飄々としたAメロに行きやがんの。

冒頭部しか知らなかった僕は、聴き終わった後、まさに狐につままれた状態。っつーか、勝手につまむなよ、狐。

もう完璧に心を翻弄されてしまう。完敗。
完敗した心地よさに乾杯。(K.K.K)

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というわけで、僕のピアノ名曲セレクションいかがでしたでしょうか。聴けば「ああ、この曲ね」って思う曲ばかりだと思いますが、あらためてじっくり聴くと本当にいいから、

いいから聴いてみてってば。

でね、クラシックに詳しい人から見れば、こんな選曲なんて「ふん、初心者らしいな」って鼻であしらわれる程度だと思うんですよね。

っつーか俺、初心者だし。

音楽は知識を競うもんじゃありませんからね。
その名の通り「音を楽しむ」ものでしょ。

僕が書いた4曲なんて、山ほどあるクラシックの名曲の内の、ほんの氷山の一角に過ぎないわけですよね。その氷山の一角でこれだけエキサイトできるのって、

初心者の特権じゃん。

まだまだ人生長いわけだし、まだまだ名曲に出会えるっつーことですよ。
やっぱりいいよね、音楽のある生活は。


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