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2009年4月の記事

2009年4月23日 (木)

スマイソン パナマ・ダイアリー その5

僕の勝手なペースで小分けにして書いている「スマイソン パナマ・ダイアリーレポート」ですが、いつも読んでいただいてありがとうございます。でもぶっちゃけ


そろそろ話長くね?

でも僕は今回、スマイソンがどーのこーのという話だけでなく、「文具に対する自分の価値観」というものについても深く考えさせられたので、それを如実に記しておきたいんです。(関係ねーけど「にょじつ」と「にょっき」ってちょっと似てるよね)

そんなわけで長文になりますけど


まあ茶でも飲んで一服しながら。


ミサイルじーさんの茶呑みばなし(M.J.C.N.B)
っつー感じで読んでいただけたら嬉しいです。

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さて、「スマイソン パナマ・ダイアリー」を注文して、新しい文具が手元にやって来る「わくわく感」に包まれて眠ったわけですが、一晩寝て起きたら


もうわくわくしてませんでした。


いつもなら

『新しい文具が手元に届くまでのわくわくする時間も含めて、
それがすべて「文具の楽しみ」なのだよ』


なんてことを思うのですが、何故か今回はわくわくしなかったんだよね。
一体この「わくわくしねー感」何なのか。スマイソンを待つ間に色々考えてみました。

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僕の文具選びのパターンは基本的に、「~したい」という気持ちがまず湧いてきて、それを満たしてくれる文具は何かって考える。
そしてその思いにぴったりの(または理想に近い)文具があれば買うことにしてます。

だから新しい文具が手に入るということは、「何かをかなえてくれる道具」が手に入るということなわけで、日々の楽しみがちょっと広がるということなんですよね。


例えば、「日常生活でふと思いついたことや気になったことを、気軽に書きとめておくためのメモがほしい」と思ったとします。

そのためには携帯に便利なサイズと重さのものがいい。書きとめたことはすべて溜め込んでも仕方ないので、あとで見返して不要なものはどんどん捨ててしまえる方がいい。必要なものだけを保管する。そのためには高級すぎずチープすぎない紙を使っているものがいい。

そんなことを考えながら吟味します。
それを満たすのに最適だと思えたのが

Rhodia_11_01_2 
ロディアNo.11

さらにそのロディアを使ってみて思ったのが、切り離す時に手に伝わる「ピッ」っていう感覚の効果。脳みそに「思考の切り替え信号」を伝えてくれる感じがして心地いいんですよね。「はい、次行ってみよう」って感じで、切り離す度に気持ちがリセットされるのもいい。


でも逆に、「ロディアを使ってみたいから、使い道を考える」 というのはあまり好きじゃないんですよね。

別に今の道具で不自由していないところに、無理やり他の道具を割り込ますのは、日々の生活をわざわざ複雑にするようで、できれば避けたいんですよ。

まあ、「ロディアをどう使おうか」って発想がそもそもアレなわけですけどね。


ロディアはメモなんだから
メモとして使うに決まってんだろ



ってことだし。

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そんなことを考えている内に、今回のスマイソンに対する「わくわくしねー感」の正体が何となく見えてきた気がするんですよ。

そもそも僕はスマイソンの手帳に興味がありませんでした。
スマイソンの手帳が持つ特性が、僕が手帳に求める条件と一致してなかったから。

でもミケランジェロのスマイソンに触れる機会があり、フェザーウェイペーパーは万年筆で筆記するには裏写りもしないし、この上なく快適な紙だと思いました。でもそういや僕は


手帳に万年筆ほとんど使わねーし。


表紙に使われているラムスキン。ほどよく固く、ほどよくしなやか。
耐久性は文句なしだと思いました。でも手帳の表紙っていうのは


別に本革じゃなくても
1年使うくらい充分平気じゃね?



きっと、翌年以降も手帳を「資料」として参照する習慣のある人にとっては有効ですよね。
でも自分の過去を振り返ると、手帳は翌年以降も捨てはしないけど、ほとんど参照はしない。

それに紙や合皮の表紙が劣化したり、多少ひび割れしたりしたとしても、それはそれで自分が手帳を使った軌跡だから


むしろそんな劣化が好きだし。


さらに、僕の今の仕事はデスクワークなので、持ち運びは基本的にカバンの中。
昼間は机の上に静かに置いてあるわけで、


そもそもたいして劣化しねーし。


じゃあ紙に入ってる「すかし」はどうよ。たしかに高級感はあるよね。
光にかざすと「SMYTHSON」「FEATHERWEIGHT PAPER」なんて模様が見えてさ。
でも「すかし」があったからといって


仕事の効率に関係ねーし。


「すかし」の入った紙なんか使って、すかしてねーで仕事しろっつーの。
じゃあ「王室御用達」という背景はどうですか。


それこそ仕事の効率に
まったく関係ねーし。



ほらね。
「わくわくしねー感」が伝わってくるでしょ。


気の毒なくらいに。


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手帳の使い方というのは十人十色なので、既成の手帳というのは何であれ一長一短なものだと思います。

スマイソンの手帳も「手帳」である以上やはり例外ではなく、使う人によって一長一短なものであって当然なわけですよ。

思うに、手帳に求めるものが

・ 万年筆で快適に筆記したい(インクのなじみがよく裏写りしない紙)
・ 複数の手帳やノートを持ち歩くので、軽い手帳が欲しい
・ 仕事柄、手帳を酷使するので耐久性が欲しい

という人にとっては、まさに理想の手帳となると思います。

でも僕の場合


そのどれにも当てはまんねーし。


そうなってくると僕の場合、スマイソンのせっかくの特性をまったく活かさずに使うことになるかもしれないわけです。

下手すりゃ、まるで最新の機能を搭載したパソコンを買って


ソリティアやってます。以上。


みてーなことになりねないわけですよ。

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そんなことを冷静に考えた時に、僕がいま届くのを待っているものは


ただの手帳。


それ以上でもそれ以下でもないわけです。
新しい年に新しい手帳を使い始める。


ごく普通のこと。


これが「スマイソンを使いたい!」という発想から入っていれば、それを無駄にしないために使い方をあれこれ考えるのも「わくわく感」につながるんだと思うのですが、ロディアの時と同様で、


手帳なんだから手帳として使う。


それがいちばん快適なんですよ。
僕にとっての手帳は、ただシンプルに、スケジュール管理する道具であり、備忘録として役立ってくれるのが理想なわけです。

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僕はどうしても 「理想の手帳に合う自分かどうか」 より、「自分の理想に合う手帳かどうか」 として考えちゃうんですよね。

だからなおさら、僕があらためてスマイソンの特徴や機能性をただ羅列しても仕方ないと思うんですよ。

それはもう

All About」に書いてあるし。
(ガイドがちょっぴりタケカワユキヒデ似)


「手帳」というものは使わなければただの紙の束。
様々な特性があっても、それらは自分にあった使い方をして、初めて価値ある特性になるものだと思います。

実際に使い始めた時に、新しい発見があるかもしれないし、ないかもしれない。
実際に使ってみて「スマイソン最高っすね」と思えたら嬉しいですよね。
その時は何がどう最高なのかを書いてみたいと思


そんなことを考えながら、手帳の到着を待つミサイルじーさんでした。

窓辺の陽だまりで、膝の上には猫。
両手で湯飲みを持ちながら目を細める昼下がり。



でも名前が「兵器」。


(続く)

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2009年4月15日 (水)

スマイソン パナマ・ダイアリー その4

こんばんは。ミサイル・クーパーです。
まあとりあえず、

Torikawa_01

鶏皮せんべいの話はさておき。


僕は4年ほど前からシステム手帳を使っていたのですが、色々思うところがあり2009年から綴じ手帳に変えようと思ってたところだったんですよ。

その理由についてはあらためてまた書きたいと思うので割愛しますが、そんなグッドタイミングな折り、手ぐすね引いて待ちかまえていたのがそう、


変態ミケランジェロ。
(略して“変態”)


「じゃあ来年の手帳はぜひスマイソンにしなよ」と、ぎらついた眼光を僕に向けるのでした。

いや、たしかにスマイソンはよい手帳だと思いますよ。
でもね、手帳にしては高すぎるっつーの。

何度も言うけど、


CD何枚買えるんだ
っつう話なわけですよ。


マールボロ何箱買えるんだ
っつう話なわけですよ。


缶コーヒー何本飲めるんだ
っつう話なわけですよ。



スーパーロックスターのミサイル・クーパー。
王室御用達のスマイソンと比較するものが、


CD、煙草、缶コーヒー。


発想が陳腐ですか。そうですか。
でもしょーがねーじゃん。だって俺、


王室の人じゃねーし。


いい手帳だと思うんだけどね、今は無理して手に入れたいとまでは思わないな。でもその内に買いたくなることもあると思うよ。

いつか自然な気持ちで「スマイソンがほしいな」という気持ちになる時も来ると思うんだよね。そんな風に思えた時が「自分にとっての買い時」なんだと思


いまならスマイソン安いよ。


と突然さえぎるミケランジェロ。

何でも円高の影響だかなんだかで、パナマ・ダイアリーが4,000円以下で買えるらしい。「注文締め切りまでまだ数日あるから考えてみてね♪」とミケランジェロ。


♪じゃねえっつうの。


僕が買うなら一緒に注文してくれると親切に言ってくれるのですが、まあその時はあっさり「考えとくよ」と言って帰ることにしたわけです。

じりじりと虫眼鏡で焼かれるような、ミケランジェロの視線を


後頭部に感じながら。
(いつまでも見てんなっつーの)

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僕の計画では2009年の綴じ手帳は、何となくHIGHTIDE(ハイタイド)あたりのシンプルな感じがいいかなあ、なんて思ってたんですよ。


Hightide_diary_01
何となくこんな感じね。


当初僕が予定していた綴じ手帳の予算というのは概ね約2,000円くらい。

そこにきて、いきなり飛び込んできた「パナマ・ダイアリー約4,000円」という情報。
っつうことは、もともと想定していた予算に、プラス2,000円でスマイソンなわけですよ。

プラス2,000円って言っても手帳は1年間使うわけですからね。
1ヶ月あたりに換算すれば、


1ヶ月当たりプラス166円
(電卓使用)


っつう話ですよ。

ちょっと待ってくれ。
何だか知らねーけど、ひょんなことからスマイソンが


すっげー射程距離内


別に今は欲しくないと言ってはみたものの、

スマイソンの「フェザーウエイトペーパー」。
そのニワトリの羽みてーな名前の紙はやっぱり素晴らしい。
それに革の表紙も、1年間頑張ってくれそうだし。

とりあえず1年間、それを体感してみることができるのはいい話。
せっかくのチャンスだし、新しいものに触れてみることは楽しい。


数日後、ミケランジェロに注文をお願いしたのでした。
へへへ。(屁屁屁)


僕の背中を後押ししたもの。
それは


プライス。
(円高ばんざい)


というわけで、初のスマイソンを注文した2008年12月。
イギリスからやってくる新しい相棒を心待ちにする日々が始まったのでした。

こういう時間ってわくわくするよね。

注文した途端にご機嫌のミサイル・クーパー。
「やっぱ俺って文具好きだよな」なんて調子ぶっこいて浮かれる日々。

しかし、そのわくわく感も


そう長くは続かないとも知らずに。



(続く)

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2009年4月10日 (金)

スマイソン パナマ・ダイアリー その3

しなやかな手触りとは裏腹に「文房具界の防弾チョッキ」とも言うべき、その強靭な裏写りブロック。いやはやスマイソンの紙には度肝を抜かれました。


ところで、ミケランジェロのスマイソンノートには、万年筆で書かれた文字がびっしり並んでるんですよ。万年筆特有のインク濃淡に彩られたおおらかな文字が、びっしりと敷き詰められたその様は圧巻。


ってゆーか変態。


世の中には色んな変態がいるわけですが、ミケランジェロは多分、


筆記変態なんだと思いますよ。


とにかく自分が納得の行く筆記感を探求する事に余念がない。
そういや、スマイソン以前にも何かにつけ「○○の紙はとてもいい紙でね」としきりに言ってましたよ。


話半分で聞いてたけど。


そんなミケランジェロがたどり着いたのがスマイソンの紙だったんですね。

僕はようやく気づきましたよ。

スマイソンよ。
おまえは王室御用達だけでなく、


変態御用達


でもあったのだねと。

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そんなスマイソンのページをめくる変態ミケランジェロ。
ある日、その手元から聞こえる音がどうも気になったんですよ。

めくる時の音が、ペラペラというより


パリパリ


って聞こえるんですよ。
どうにも気になって確かめてみたら、これまた興味深い魅力を発見。

万年筆で文字を書いたスマイソンのページは、インクの水分を一旦吸収して、それが乾いて、文字部分がパリッとしてるんですね。

ちょうど墨が乾いてパリッとなった習字の半紙みたいな感じなんですよ。
そして習字の半紙と同じように、筆記後のページはインクの水分で、ページ全体が波打ってるんですよ。


その波打ち具合がまた
たまんねーんだ、これが。



その波打ち具合を見ていると、まるで紙がインクと出逢って、呼吸を始めたように見えるわけですよ。手帳というものは「書く」ことで命を吹き込まれるんだなっていうのが目に見えるのが感動的なんですよね。

筆記前の紙が「タマネギの薄皮」ならば、筆記後のパリパリ感は、例えるなら



パリっと揚げた鶏皮せんべい。
(また例えが食べ物、注意)


ただごわごわになるのではなく、パリッとした張りを残して変化する。
心地よい紙の手触り、そして心地よい音。
それが毎日触れる手帳から伝わって来るなんて、


ちょっとした幸せじゃね?


使うたびに何かしら幸せな感覚になる。
そんなところも文房具の魅力だよね。

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そういや、新品のスマイソンの紙の側面って、鋭利なカッターで断裁した金属みたいに真っ平らで気持ちいいですよね。金属みたいっていうのは、紙の側面の金色や銀色が金属感を醸し出しているというのもあるんだけど。

でもあの金や銀の装飾も、伊達にピカピカしてるわけじゃなくて、紙の強度を高めるための加工らしいですね。


そういうとこもたまんねーし。


ゴージャス感をだすためのピカピカだったらどうでもいいけど、1年365日、いやその後読み返す時までも、末永く「手帳」としてあり続けるためのひと手間。こういうところはさすがスマイソンと唸ってしまうわけです。

使い込むにつれて、何かを書いたページは、最初の金属の塊から分離して、柔らかに波打つ束へと姿を変えるわけですが、その紙の側面をずっと健気に守り続けているんですね。

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手帳として生まれ、ただひたすら黙々と手帳であり続けるスマイソン。
その細部に込められた機能性に、またひとつ僕は惹かれ始めたのでした。

あー鶏皮せんべい食いてえ。


(続く)

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2009年4月 8日 (水)

スマイソン パナマ・ダイアリー その2

かにクラブのキーボーディスト、ミケランジェロがスマイソンの使用感に魅せられ始めた頃、、かにクラブのリハの後に毎回スマイソンの魅力を力説されたものです。

でもね、ミケさんには申し訳ないけど、


ほとんど話半分で聞いてました。


でもミケランジェロは「百聞は一見にしかず」とばかりに、スマイソンを僕に差し出して「いいから試し書きしてみなって!」と執拗に言うわけですよ。

まったく、高価なノートを差し出して、惜しげもなく試し書きを勧めるなんて、ミケランジェロも


きっぷがいいよね。

 きっ‐ぷ【気っ風】 《「きふう」の音変化》
 その言動からうかがえる、人の気性。特に、思いきりがよく、
 さっぱりとした気性をいう。気前。「―がいい」




何でも、太字の万年筆で書いても裏写りするとかしねーとか。

まあ試し書きくらいはしてやるか。うるせーから。
っつう感じで、僕の愛用万年筆「ラミー2000」で試し書きしたわけです。

僕のラミー2000はペン先Fなんですけど、インクフローが良いのでモールスキンだとばっちり裏写りしちゃうんですよ。これはもう格好の試し書きペンなわけです。

スマイソン VS  ラミー2000。

つまりそれは、


ミケランジェロ VS ミサイル
と言っても過言ではない世紀の瞬間。



なんてことは、全然思わなかったけど。そんなに興味ないし。

だってそもそも僕は、裏写りとか別に気にしないんですよ。
むしろ僕は「裏から書いて表写りを楽しむ」タイプですからね。

まあそれはさておき。
はいはい。試し書きね。

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ミケランジェロに手渡しされたスマイソン。
その紙をめくった第1印象。


すっげーぺらっぺら。


その薄さは、紙っつうかむしろ


タマネギの薄皮。
(茶色いぺらっぺらのとこね)


しかし、ミケさんよ。

君が敬愛するスマイソンの神話も、残念ながら今日、僕のラミー2000によって覆されるのだよ。

と申し訳ない気持ちでとりあえず一筆。


ラミー2000。
(他に気の利いた言葉ねーのかよ)
(こういう時って意外とアドリブきかないもんだよね)


ラミー2000のペン先からゆるやかに流れ出る、遙か彼方の銀河を思わせるようなブルーブラックのインク。それがスマイソンのまっさらの水色の中に吸い込まれて行くのを、目を細めて眺めるミサイル・クーパー。

さあミケさん。覚悟はいいかい。
なかば悲しみにも似た気持ちで、ページをぺらりとめくる罪な俺。

するとどうですかエブリバディ。


全っ然裏写りしてねーの。
(全然じゃなくて、全っ然ですよ)


いやーびっくりだねこりゃ。


こいつはただの薄皮じゃねーわ。
(マジックオニオンだね)
(関係ねーけどモスのオニオンリング美味しいよね)


こんな薄い紙なのに、ここまで完璧に裏写りをブロックするとは、
スマイソン。こいつは


文房具界の防弾チョッキだね。


あるいは


防弾チョッキ界の文房具だね。


スマイソンのまさに「神懸りな紙」。
その魅力を目の当たりにした瞬間でした。


(続く)

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2009年4月 7日 (火)

スマイソン パナマ・ダイアリー その1

かにクラブのキーボーディスト、ミケランジェロが自身のブログ「ミケブログ」で、僕の手帳使いを記事で取り上げてくれてるんですよ。

で、「ミケブログ」からたくさんの人が僕のブログを見に来てくれてるんだけど、


当の本人がスマイソンの記事書いてねーし。


ミケランジェロがスマイソンの手帳を愛用していて、その良さをさんざん聞かされ続けてきたわけですが、はっきりいって


何の興味もわかなかったんだよね。


スマイソンといえば「英国王室御用達」の高級手帳であることが注目されていますが、


王室御用達だから、それが何。


っつう話ですよ。そもそも


女王が手帳でスケジュール管理してなくね?


手帳というのは、文具の中でも最もライフスタイルと密接な関係があると思うんですよね。「備忘録」や「スケジュール管理」という基本的な使い方こそが、実は最も重要なわけで、僕が思うに「優れた手帳」というのは「自分が最も使いやすい手帳」ということだと思うんですよね。

ある人にとってそれは「ほぼ日手帳」かもしれないし、ある人にとってはそれが「100円ショップの手帳」であっても全然おかしくない話だと思うんです。

だから僕にとって「王室御用達=優れた手帳」という定義はまったくないわけです。


ってゆーか、スマイソン高いし。


綴じ手帳でも平気で定価¥10,000近くしますからね。
ありえねー世界なわけですよ。¥1,500くらいの手帳にしておけば


その差額でCD何枚買えるんだ
っつう話ですよ。



でも今年から使ってるんだよね、スマイソンの「パナマ・ダイアリー」。

というわけで遅ればせながら、スマイソンにまったく興味がなかった僕が、スマイソンの手帳を使い始めるに至った経緯や使用感などを、数回に分けて書いていきたいと思っています。


でも今日はもう遅いから、明日からね。

おやすみハニー。

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